Friday, November 14, 2008

[廈門] さよなら再見-Ⅱ


・・・ホテルに戻り、明日どう荷物を運ぼうかあれこれ試し、何とかいけそうだと分かり一休み。どうも熟睡をしたようだ。途中で電話がなる。姉姐が最後の晩餐を一緒しようといってきた。

高級なお店ではないが、地元の味が売りの料理を姐姐一家と食事をとる。そしてアタシは今日二度目の最後の"Javaromas"で最後のエスプレッソを口にした。

さよなら再見、また会う日まで、ある晴れた日に・・・。(全文を読む

[廈門] さよなら再見-Ⅰ


・・・ 厦門を離れることをJavaromasの領導に話した。アタシの仕事場のリーダーに黙って消えるわけにいかない。最後に食事をご馳走することにして印度料理店にいってきた。そしてもう一人は、かつてこの店で働いていた仲間。北京に消えて一年、不動産の仲介を手伝いしていたものの、国のご指導でオリンピック期間中に店を閉め、そのまま閉めたままになってしまったので厦門に戻って仕事探しの最中だった。その昔、アタシの秘書と四人、レストランで食事したり、家に来て雑談に花を咲かせた仲である。(全文を読む

Wednesday, November 12, 2008

[廈門] 榕樹の下でうたた寝を


・・・この地で二年間の仕事、アタシにとって得るものは多くなかった。成りは大企業、中身は町場の商店街のおっさん並み(差別していっている訳ではない。マネージメントの内容について語っているのだ)。もう残された時間は多くない。実のある仕事をしたい。きっかけを探していた。その結果、この半年がんばってきたことが実現できそうだ。アタシは今週末台湾に向かう。エコ・ビレッジの開発というテーマを実現させるために・・・。

何年かのち、アタシは再び厦門に戻り、農家の庭先の夢を見てみたい。(全文を読む

Tuesday, November 11, 2008

[廈門] 酒店式公寓に異議あり


・・・ 酒店=ホテル、公寓=マンション。酒店式公寓 [jiǔdiàn shì gōng yù ] でサービス・アパートメント。单身公寓 [dān shēn gōng yù] =ワンルーム・マンションとの違いは、单身公寓が最初から用途が明確。ところが酒店式公寓のなかには、普通のマンションを購入したオーナーの手によって内装工事の際に勝手にワンルーム・マンションに変えてしまうものがあるという。正規に申請し、消防設備や避難計画の条件を満たしさえすれば問題ないのだが。 ・・・ (全文を読む

Sunday, November 09, 2008

[廈門] うわさ話


・・・幹部がこの会社を辞めるとその人間の悪評が立つ。元ボスがそうだったし、そのあと辞めたアタシもそうだ。風評は時間とともに話が大きくなっていく。かつてアタシに「女友達いるでしょ」と問うた幹部も、本人の辞職とともに彼に二人の女がいたことになっていた。彼を知るアタシには一寸考えにくい話だ。・・・ (全部を読む

Friday, November 07, 2008

[廈門] "君子危うきに近寄らず"か


・・・ アタシは人格者か?賢者か?それとも臆病者か?あれこれあって、人格者に、賢者に、臆病者になってしまった。 ・・・

こちらでは「友」の定義が違っているようだ。「友」はお金を持ってきてくれる人、仕事に繋がる話のできる人間、金がなければ、コネがなければ「友」にもなってもらえない。 ・・・

・・・ 台湾ではよく「食事しましたか?」という挨拶を耳にする。その日暮らしだった時代の名残だろうか。しかしここでは「儲かってまっか」。どうもアタシに縁のない話だ。 ・・・

その一方で『虎穴に入らずんば虎児を得ず』という諺のあることも知っている。 (全文を読む

Tuesday, November 04, 2008

[廈門] 向こう二部屋両隣り


アタシが住む超高層マンション、高級住宅地の一角に建つ。小奇麗なエントランスホールには常時保安員(ガードマン)が不審者を見張っている。アタシの部屋は31階。日本製エレベーターに乗り上へ。エレベーターを降りると大理石張りのホールに面し四件の扉。しかしアタシの部屋に向かうところに扉はない。奥へと続く廊下があるだけだ。分譲の一軒をホテル形式で5部屋に割けている。そのうちの一部屋がアタシの棲家だ。一軒屋5部屋をシェアする下宿とは一寸違う。その廊下に一歩足を踏み入れると一変、ここは高級マンションかと目を疑う。・・・ (続きを読む

Sunday, November 02, 2008

[廈門] タンゴの復讐 - "Gotan Project - Santa Maria (Del Buen Ayre)"


・・・ カット・トリミング・モンタージュの技法は一昔前の実験映画、前衛映画、ヌーベルバーグを思い起こさせる。白黒の画面、ひとけのない大都会の一角、アスファルト・ガラス張りの超高層ビル・タイル張りの歩道、一人で踊る、裸足で踊る、男女で踊る、男と男で踊る、女と女が踊る、離れて踊る、グループで踊る、踊る脇を車が通り過ぎる・・・。「タンゴの復讐」ならではのクリップだ。 ・・・ (全文を読む